住宅の断熱性能と聞いて、それが効果を発揮するのは寒い冬だとばかり思い込んでいた。断熱性能が優れていると外の寒さが家の中に入ってこないし、暖房の暖かさが外に逃げないから、家の中が暖かくて快適、みたいな。
そんな断熱についての浅い理解が、天然住宅の吉澤さんの「断熱性能が優れていると夏は涼しいんですよー」というひとことで深まった。ちょっと考えれば簡単に気がつけそうなものなのだけど、つまり断熱性能が優れていると夏の熱気が断熱材にブロックされて家の中に入ってこない、という。
で、地鎮祭の日からこれまで頻繁に工事現場に通っているのだけど、先日、この断熱について深まった知識を体で感じる機会があった。
その日、1階の床と壁にはウールブレスがびっしり入っていて、
2階は防水透湿シートが貼ってあるだけ、という状態。
工事現場に着いたのは確か朝の9時台で、すでに夏のギラギラ太陽が暑い日だった。ドアを開けて1階に入った時には「あ、ウールブレスが入ったな」なんてことにしか気がつかなかったのだけど、脚立を登って2階に上がったら、突然もわっとした熱気を感じた。
その熱気を感じて初めて、「おお!」と気がついて、急いで1階に降りて断熱性能が夏にも効果を発揮していることを理解した、という次第。
新しい家に引っ越したらとりあえずクーラーはつけない予定なのだけど、クーラー無しでどれだけ快適に過ごせるものなのか、今から楽しみ。
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